新型コロナウイルス-買い物での感染を予防する

新型コロナウイルス-買い物での感染を予防する

新型コロナウイルスがプラスチックの表面などに長時間生存していることが知られるようになり、買い物では「社会的距離の確保(ソーシャル・ディスタンシング)」と呼ばれる対人距離(フランスの場合は最低1メートル)を守るだけでなく、感染予防のために様々な対策が推奨されています。

買い物はひとりで

対人距離を守るには、ひとりで買い物するしかありません。

買い物かごよりマイバッグ?

お店の買い物かごやショッピングカートは多数の人が使うので、使用前に除菌するということも考えられますが、それよりもマイバッグを持っていくようにという意見も多いです。

ただ、マイバッグに入れて持ち運べる量はそれほど多くないですし、牛乳などの重いものを持って店内を歩くのも大変ですので、無理せずにショッピングカートの使用前と後に除菌する方法でよいとされています。

買い物に行く頻度を減らすことも重要なので(感染拡大防止には移動を控えることが重要)、商品が十分にあるのに少ししか買わないで週に何度も買い物にいくのは避けるべきです。

買い物中に顔に触らない

商品は感染者が触った可能性があるので、買い物中に商品を手にした後で顔を触らないように注意しましょう。

また、冷蔵や冷凍のショーケースから商品を出すときに、取っ手に触れてしまった後も注意が必要です。

お釣りに触るのが怖い

お金やカードでの感染は極めて低いと言われています。 不安な人へのアドバイスとしては、お釣り専用の袋に入れて持ち帰り、家に帰ってからお釣りをテーブルの上などに出して4時間ぐらい放置しておく、というのを聞いたことがあります。

お釣りをもらった時にお釣りに触れてしまいますから、その手で顔に触れないことが重要です。

家に帰ってから

買ってきたものは、玄関などに置いて、まず手洗いをして、ドアノブなどを除菌します

要冷凍・要冷蔵のもの、常温で保管できるものを分けます。

要冷凍・要冷蔵のもののうち、外側のパッケージが不要なものは、パッケージを外して捨て、中身だけを冷凍庫や冷蔵庫に入れます。パッケージに触れた後は手を洗います。

パッケージが外せないものや、パッケージを外すと不便なものは、湿らせたキッチンペーパーなどでパッケージを拭ける場合は拭いて、手を洗ってから商品を冷凍庫や冷蔵庫に入れます。

この時に使ったキッチンペーパーは使いまわしせずに捨ててください。

常温で保管できるものは、2~3時間放置してから片付けます(放置している間は触れないように注意)。

野菜や果物はどうする?

野菜や果物の場合は、63度以上(中火)で4分加熱すればウイルスは死滅するそうです。

生のまま食べる場合は、買った後か食べる前に水洗いすることが推奨されています。

参考:フランス食品・環境・労働衛生安全機構( ANSES)のサイト